易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「止まるべきとき」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「艮為山」の「三爻変」でした。
  • 「艮」(ごん)は、止まる。静かに自分自身を省みます。 
  • 「三爻変」ですから、厳しい状況にあっても自らを信じて止まり、今は我慢します。
  • 本日のテーマは、「止まるべきとき」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • ここ大阪・関西圏は、コロナ感染の第4波による「緊急事態宣言」が継続されています。
  • 今は「止まるべきとき」と心得て、連休後半も行動を慎むことが賢明のようですね。
  • これまで目を向けていなかった方面の情報をひもといてみるのも一案です。
  • そこで、大阪府枚岡市(現・東大阪市枚岡地区)出身で2012年のノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学ips細胞研究所・所長の山中伸弥教授の情報発信に注目してみました。

 

〇「観る力を養う」

  • 山中教授は、感染症や公衆衛生の専門ではありませんが、医学に携わる研究者として、昨年の3月15日以降、「新型コロナ問題」に関し、自らの知見に基づく情報発信を続けています。

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    山中教授のホームページの掲載図から
  • その意図について、ホームページ上で以下のとおり述べています。

「…人類への脅威となった新型コロナウイルスに対し、医学研究者として何かできないかと考え、…情報発信を始めました。根拠が明確な情報をお伝えし、出典へのリンクを明記することを心がけています。」「新型コロナウイルスは想像を超える速度と規模で全世界へと広がり、未曽有のパンデミックとなりました。しかし同時に、多くの科学者の期待を上回る速度で有効なワクチンが開発されました。」

「今後はワクチンや、その効果に影響を及ぼす可能性のあるウイルスの変異についての情報を中心に、発信を続けていきたいと思います」(2021年2月20日

  • いちばん直近で発信されたメッセージを、次に抜き出しました。

「イギリス型の変異ウイルスが国内でも広がっています。変異型ウイルスは感染力が従来型ウイルスよりも強く、重症化率も高い可能性が示唆されています。実際、変異型ウイルスが猛威をふるう大阪では医療が危機的状況です。」

「変異型ウイルスに対しては、これまでの対策では太刀打ちできません。国民の生活や経済に対して甚大な影響を及ぼす強い対策が必要です。」

「幸い、イギリス型変異ウイルスに対しても有効なワクチンが開発されました。ワクチン接種の戦略次第で、多くの命を救うことが出来ます。」

「希望する国民全員に対して冬までに2回の接種を完了するためには、1日当たり100万回規模の接種が必要です。前例にとらわれない強いリーダーシップと国民の協力が求められています。」

  • 国や自治体の公式情報と共に、こうした科学的な根拠が明確な情報がネット上で発信されることは有難いことです。