易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「起きてしまったら受け容れる」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「天山遯」の「初爻変」でした。
  • 「遯」(とん)は、危険から逃れるために、一歩退きます。いかにタイミングよく逃れるかです。 
  • 「初爻変」は逃げ遅れのイメージですから、立ち止まって凌ぐ場面でしょうか。
  • 本日のテーマは、「起きてしまったら受け容れる」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • コロナ対策で明け暮れた2020年度(令和2年度)も、あと1週間余となりました。
  • ここ大阪でも、2度目の「緊急事態宣言」は解除されたものの、医療関係者以外への「ワクチン接種は4月以降」ですから、まだまだ外出やイベント・会合などに対する制限は続きます。
  • また他方では、「ウイズコロナ」のビジネス戦略や「アフターコロナ」を踏まえた未来予測などが、各界で取り上げられています。
  • 次年度の活動や計画の見通しを立て難い状況もありますが、ここは未経験な社会経済環境を受け容れつつ、「何ができるのか、いかにやり遂げるか」という思考を展開していくことが大切ですね。

 

〇「観る力を養う」

  • 本日のテーマ「起きてしまったら受け容れる」から、経済学者・F.ドラッカーによる「未来創造の方法論」について考えてみました。
  • ドラッカーは、「未来予測はできないが、『既に起こった未来』つまり未来に影響を及ぼす可能性のある事象をつかむことはできる。」と指摘します。
  • 『既に起こった未来』を示す事象をつかむためのポイントは、以下の5つです。

1つ目は「人口構造の変化」、どのような人口構造の変化が進んでいるか。

2つ目として「知識の領域」で、どのように変化しているか。

3つ目が「海外諸国を含めた他の産業や市場の変化」。

4つ目に「産業構造の変化」。現在までにどのような産業構造の変化が生じているか。

5点目は「組織内部の変化」。現在までに組織の内部でどのような変化が生じているか。

  • では、「ウイズコロナ」から「アフターコロナ」を踏まえた未来を予測する上で、つかむべき『既に起こった未来』を示す事象とは、一体どのようなものなのでしょうか。
  • 私なりに着眼点として、次の3つ(「化」の満載になってしまいましたが…)を挙げてみました。
  1. デジタル化が一層加速され、知識社会化が深化
  2. ネットワーク化が急速に進み、「いつでも・どこでも・誰とでも」つながれる時空間が深化
  3. グローバル化がさらに浸透し、人種・国家・宗教を超えたボーダレス化が深化