易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「リフレーミング」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「沢風大過」の「三爻変」でした。
  • 大過」(たいか)は、棟木が撓むように、課題が重くのしかかっている状況です。 
  • 「三爻変」ですから、重圧で折れそうなので、肩の力を抜いて目標を設定し直すことも…。
  • 本日のテーマは、「リフレーミング」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 古代から国の統治機能を担う「都」が築かれた、京都・大阪・奈良(京阪奈)という圏域を俯瞰すると、当地域・四條畷市は、ほぼ中央部に位置しています。
  • 今日のような交通・通信網や経済流通システムの発展した状況を観ると、この狭い日本の国土で47の都道府県に分かれて広域行政が行われるのは、いかにも細分化され過ぎているようにも思えます。
  • 特に鉄道網は、その整備ルートによって新たな人・物・情報の流れが生み出され、まち・地域・圏域文化の有様を大きく変容させるインパクトを持っています。
  • 例えば、「JRおおさか東線」は、2008年(平成20年)に既存の貨物線や用地を活用しながら、大阪東部地域を経て大和路線久宝寺駅にいたる南区間(2㎞)が開業し、2019年(平成31年)の3月には、新大阪から放出までの北区間(11.1㎞)が開業・全線が開通しました。
  • その路線図を観ると、JR東海道線片町線大和路線の3路線がこのルートで北から南に結ばれて、「京阪奈」の人流・物流が網目状に強化され、圏域の一体化が一層進む条件が加わったことが分かります。

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    JR西日本の路線図から
  • また「北陸新幹線」は、2046年頃を目標に新大阪駅までの延伸開業をめざし、2017年(平成29年)に内定したルート上には、途中の新駅として四條畷からほど近い片町線の「松井山手」(京都府京田辺市)が想定されています。(2017年3月15日)

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    2017年3月15日報道記事から
  • さらに「リニア新幹線」(静岡県との調整で工事の遅れが心配されますが)も進捗すれば、名古屋から奈良市を経由して大阪と東京・品川が1時間以内で結ばれることとなります。
  • さて、今世紀中頃の「京阪奈」の有様は、そして約30年後の四條畷は、どのようになっているのでしょうか。

 

〇「観る力を養う」

  • 本日のテーマ「リフレーミング」は、ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事を、今までは違う枠組みで見ることを指します。
  • これは心理学者でアライアント国際大学カリフォルニア臨床心理大学院(CSPP)日本校の創設者・西尾和美氏(2019年7月逝去)が使った言葉といわれています。(『リフレーム 一瞬で変化を起こすカウンセリングの技術』)
  • 「リフレーム」の目的は、今までの考えとは違った視点や角度からアプローチしたり、焦点をずらしたりして見方・解釈を変えて、潜在的に持っている能力・資源を活かしポジティブなものにしていくことです。
  • 同じ人物でも、また地域・圏域でも、立場や枠組みの設定如何によって見方や感じ方が異なり、ある角度で見たら長所になり、また短所に見えたりもします。
  • 課題に重圧を感じた時は、一度「リフレーミング」して近未来の姿をイメージするのも一策かもしれません。