易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「無くて七布施」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「山沢損」の「上爻変」でした。
  • 「損」(そん)は、自らは損して相手に利を提供することで、物事がより良い方向に進みます。 
  • 「上爻変」ですから、人望もあるので広く貢献できます。
  • 本日のテーマは、「無くて七布施」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

 〇「観る力を養う」

  • 「布施」は、一般的に「人に財物などを施したり、相手の利益になるよう教えを説くことなど、贈与、与えること」を指しています。
  • 仏教用語では、全ての宗派において主要な実践項目とされる「六波羅蜜」(布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智恵)の一つでもあります。
  • 「布施」には、金品や衣服食料などの財を施す「財施」、仏の教えを説く「法施」、そして災難などに遭っている人々を慰めてその恐怖心を除く「無畏施」の3種があるといわれます。(日本大智度論
  • また他に、財力などが無くてもできる「布施」として、以下のような「7つの行い」が説かれています。(布施波羅蜜無財の七施」)
  1. 眼施:温かい眼差し
  2. 和顔施:笑顔
  3. 言辞施:柔らかく優しい言葉遣い
  4. 身施:立って迎えるなど身体奉仕
  5. 心施:人々と共感できる和と善の心
  6. 床座施:座る場所や地位を譲る
  7. 房舍施:家屋の中で寛げる空間や宿舎を提供する
  • 財力や宗教を説く能力が「無くて」も「七布施」が実践できる機会は、長い人生の中に限りなくありそうですね。