易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「六然観」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「風地観」の「二爻変」でした。
  • 「観」(かん)は、四日前にも出た卦で物事の本質をしっかりと見極めるときですが、今日は「二爻変」ですから、まだまだ世の中を観る視野が狭いので、もっと修業が必要ですね。
  • 本日のテーマは、曹洞宗の禅僧・良寛が説く「六然観」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 私が何回も訪れる地域の一つに「糸魚川」があります。翡翠に魅かれて海岸を探索する合間に、糸魚川歴史民俗資料館:通称・相馬御風(そうまぎょふう)記念館にも立ち寄ったことがあります。

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    糸魚川歴史民俗資料館
  • 相馬御風氏は、明治から昭和の初め頃に活躍した文学者であり郷土研究家として、地元に古くから伝わる奴奈川(ぬなかわ)姫の伝説から「翡翠が産するのではないか」と推論します。そして、協力者を得て、糸魚川翡翠が産出することを発見しました。1935年(昭和10年)のことです。
  • 御風氏は、早稲田大学校歌『都の西北』や童謡『春よ来い』、また当時の流行歌『カチューシャの唄』の作詞者としても有名で、地元では記念館があるくらい愛され尊敬されている人物です。
  • この御風氏が、心酔して研究に打ち込んだのが「良寛」の世界でした。

 

〇「観る力を養う」

  • 今日のテーマ「六然観」は、以下のとおり。
  1. 超然として天に任せ
  2. 悠然として道を楽しむ
  3. 厳然として自らを慎み
  4. 靄然として人に接す(あいぜん:穏やかな心を持って和やかに)
  5. 毅然として節を持し
  6. 泰然として難に処す
  • 良寛」の生き方そのものであり、世界観・人間観を表すものといえます。
  • 少しずつでもこの域に達するよう、日々心がけたいですね。