〇「今日の易占から」
- 今日の易占は「山火賁」の「四爻変」でした。
- 「賁」(ひ)は、飾る。華やかなときは過ぎ、内面から心を磨きます。
- 「四爻変」ですから、「華やかさと質朴さが調和して問題なし」です。
- 本日のテーマは、「愛される郷土のミュージアム」とします。
〇「地域を楽しむ」
- 「四條畷を語るキーワード」に関するアンケート(昨年11月に「なわて学」実行委員会が講座受講者を対象に実施)によると、64のキーワード全体の中で支持されるキーワードとして、「市立歴史民俗資料館」が「第2位」にランキングされています。
- 当地域の「市立歴史民俗資料館」が、いかに多くの市民に愛され親しまれているかを示すデータの一つといえるでしょう。
- この資料館は1986年(昭和61年)に開設されたもので、JR学研都市線・四条畷駅から徒歩15分以内にあります。
〇「観る力を養う」
- 本日は「愛される郷土のミュージアム」について、取り上げてみました。
- 今日(3月11日)は、2011年(平成23年)に東日本大震災が発生して、ちょうど10年目に当たる日です。
- さて、この大震災を契機に災害復興をはじめ様々な事業が進められてきましたが、2012年(平成24年)に設立された「全国歴史民俗系博物館協議会」もその一つです。
- 全国各地には、公設私設を含めて郷土の歴史や文化・民俗などを紹介するミュージアム(資料館)が、3千館以上開設されています。
- 同「協議会」の設立趣意書には、以下のように記述されています。
「このたびの東日本大震災では、多くの博物館や文化財も被害を受け、復旧の事業が行われております。… この間浮かび上がってきた一つの問題は、科学系、美術系、動物園・水族館などの館が、それぞれの館種別組織を持っているのに対して、歴史民俗系だけは、全国的な組織がないことです。」
「歴史民俗系といっても、それぞれの施設の設置目的や設置主体、対象とする地域や時代、分野等は様々です。 そこで本会は、有形無形の文化資源の保存と活用に努めるという共通の目的を持つ博物館に幅広くご参加いただき、相互の交流と連携をはかることによって、 歴史・文化がそれぞれの地域社会の基盤として不可欠であるという理念と、その実践の貫徹を目指していきたいと考えます。」
- 自分たちの住む地域・郷土について、誇りと愛着を持って語るとき、その拠り所となる「歴史民俗資料館」を、大切な共有財産として持続・発展させて行きたいものです。