〇「今日の易占から」
- 今日の易占は「沢水困」の「二爻変」でした。
- 「困」(こん)は、苦難の最中にあり、活路を見出すまで悩み抜きます。
- 「二爻変」ですから、厳しい環境の下で、めざす道を見失わず自分を磨き続けます。
- 本日のテーマは、「悩みの根源」とします。
〇「地域を楽しむ」
- 当地・四條畷の「悩みごと」は何か。
- 市民の立場から市政を考えると、以下のようなことがいくつか挙げられます。
- 市の財政力が慢性的に脆弱なために、まちづくりへの積極的な公共投資がよく見えないこと
- 主要な交通ルートにもかかわらず、安全に歩ける歩道空間もない道路が残されていること
- 鉄道駅の周辺が魅力に欠け、賑わいも乏しいこと
- ただ、これらのことは他の都市と比較しながら、主に四條畷のマイナス面を観ているように思います。
- より良いまちにしていくための行政課題には、しっかりと向き合うことが大切ですが、マイナス面と同時に、以下に例示するようなプラス面も観ておくことも必要ですね。
- 大都市近郊のコンパクトなまちであり、限られた財源を遣り繰りしながら、福祉や教育を始め、きめ細かな施策が地道に行われていること
- 昔ながらの街道風景やのどかな自然を味わえるルートもあり、歴史文化と自然に恵まれていること
- 小楠公墓所と神社を結ぶ駅前商店街などもあり、「磨けば光る地域資源」を持っていること
〇「観る力を養う」
- 本日のテーマ「悩みの根源」について考えてみます。
- 人間にとっての「悩み」を仏教的にいえば、「百八つある」とされる「煩悩(ぼんのう)」です。
- この「煩悩」とは、要するに「無明と渇愛」のこと、つまり限りない「愚かさ」(無知)と「欲望」のことであると説いています。
- したがって、仏教の教えに学んで「悩み」を解消するには、その根源となる「限りない無知と欲望」から抜け出す必要があるということですね。
- 生身の人間である限り、なかなか欲望は捨てきれませんし、見聞き体験して得られる知識も完全なものではありません。
- しかし、税財源に限りがあること、また今ある環境条件をプラスとマイナスの両面から捉えること、この2つを意識するだけで、地域の「悩みごと」もいずれは解消できそうな気がします。