易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「粉骨砕身」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「風水渙」の「三爻変」でした。
  • 「渙」(かん)は、散っていくメンバーの結束を固めるとき。方針と目標を確認します。 
  • 「三爻変」は、粉骨砕身して悔いなしですね。
  • 本日のテーマは、「粉骨砕身」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 四條畷ゆかりの小楠公・楠正行を含めた楠木一族の生き様を、四字熟語にすると「粉骨砕身」そのものです。
  • 「粉骨砕身」という凄まじい表現には、「自己犠牲」的なニュアンスもありますが、楠木一族を代表例に挙げて説明すると、直観的に伝わって、何となく清々しさを感じるのは私だけでしょうか。
  • 鎌倉末期から南北朝という社会不安と動乱の中にあって、自分自身のすべての可能性を「より良い社会秩序の形成」に投じるには、純粋に「粉骨砕身」の覚悟で臨むことが必要です。そこには「私心のカケラ」もないのです。

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    四條畷の合戦図(原画:佐野喜美氏)

 〇「観る力を養う」

  • 本日のテーマ「粉骨砕身」は、全力で物事に取り組む状況を表現する四字熟語で、中国の書物「禅林類纂(ぜんりんるいさん)」などに由来し、仏教の禅語として知られます。
  • 「砕」の字は、「石臼で挽いて粉にする」のが語源で、「打ちこわしてこなごなする」ことですから、「粉骨」になる過程になりますね。
  • したがって、この四字熟語を観ると、人間を物質的な面でしか捉えていないように思うからでしょうか、私が文字で書くと、すぐに「粉骨砕」と書いてしまいます。
  • 「砕」は、悩みごとや大切な人物のために、自分の心を砕いてしまうほどに「気を揉む」「胸を痛める」「苦心する」「気を配る」という意味で使われます。
  • 私にとっては「粉骨砕身」よりも「粉骨砕」の方が、「心と身体のすべて」であり自分の全身全霊を、そこに投入する感じがするのです。