易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「初筮は告ぐ」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「山水蒙」の「三爻変」でした。
  • 「蒙」(もう)は、まだまだ無知の状態であり、先行きが見えていないときです。 
  • 「三爻変」は、目先の実利に惑わされたりして、正道を踏み外しかねません。
  • こんな時は、素直な気持ちで先哲の教えや師の助言に従う必要がありますね。
  • 本日のテーマは、「初筮は告ぐ」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 2020年の今年は、わが国最古の歴史書日本書紀』が編纂されて1300年になります。
  • 神代の2巻を含めた全30巻と系図1巻から成る壮大な書物ですが、天武天皇の命によって681年からスタートしたこの国史編纂プロジェクトは、第41代持統天皇までの記録を収めて720年に完成されます。
  • 持統天皇は、幼名を「鸕野讃良皇女」(うののさららのひめみこ)といい、幼少の頃に「讃良」(今の四條畷の辺り)で育てられたお姫様として、当地域とは深いつながりのある人物の一人です。
  • また持統天皇は、皇后のときから天武天皇を支え、また天武天皇崩御後の朝廷を取り仕切り、藤原京の建設を含めた国家統治の基盤づくりに力を尽くしたことが、『日本書紀』の中に詳しく記されています。

 

〇「観る力を養う」

  • さて今日のテーマは「初筮は告ぐ」、これは易占に限らず物事を占う(天に問いかける)時の鉄則です。
  • 易は必ず真実を告げます。したがって、それが気に入らないからといって占筮を何回も重ねることを戒めているんですね。
  • 問いかけたい物事をしっかりと念じて、出た卦象を素直な心で受け止めて解釈することが大切です。