〇「今日の易占から」
- 今日の易占は「水風井」の「初爻変」でした。
- 「井」(せい)は、変わらぬポジションを保って、人々のために尽くすインフラのような目立たない存在です。
- 「初爻変」ですから、世間から忘れられた存在になって残念ですが、その価値が見直される時が来るはずです。
- 本日のテーマは「水道の価値」とします。
〇「地域を楽しむ」
- 大阪府域の水道の水源は、ほとんど淀川に依存している現状です。
- 当地・四條畷市では、2017年(平成29年)から市の水道事業を「大阪広域水道企業団」の経営に一元化して効率的な安定供給を持続することにしました。
- 現在のところ、この広域水道事業体に一元化しているのは、府域44市町村のうち四條畷市を含めて9団体にとどまっているようです。
- 特に水道事業のような典型的なインフラ事業は、経営のスケールを大きくして資源を効率よく安定確保し、そして安全安心で美味しい水を出来るだけ安価に供給することが理に適うでしょう。
- 「大阪広域水道企業団」は、元々「水の卸売業」の役割を担ってきた大阪府水道部が母体となっていますが、水源を同じ淀川に持つ大阪市営水道は、今も別の経営体のままです。
- 2025年の実現をめざす「大阪都構想」が賛成多数を獲得すれば、当然、この問題も解決に向かうことになると考えます。
〇「観る力を養う」
- さて今日のテーマは、「水道の価値」です。
- わが国の水道は、普段から全く意識することなく当たり前のように、蛇口から安心して飲める水を供給してくれます。
- 日本列島のどこに住んでも、安全で美味しい水が水道から供給されることは、(大規模災害で断水した時にはなおさらですが)やはり「水道の価値」は有難く尊いものですね。
- 視点を拡げて、国連の情報・データから世界を観ると、安全に管理された飲み水を利用できる人は、2000年時点で61%でしたが、2017年のデータでは71%となっています。
- また、北アメリカやヨーロッパなど先進国を中心として、中東などでも改善された水源を利用できる人の割合は、1990年時点で76%だったものが、2015年では90%へと増えています。
- ただ依然として、2017年の時点では22億人が管理された安全な飲み水を得られず、そのうち1.4億人は、未処理の地表水を利用せざるを得ない状況も残されているようです。
- 国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)17項目の第6番目に「安全な水とトイレを世界中に」が掲げられているのもうなずけます。