易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「精進して成就」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「乾為天」の「二爻変」でした。
  • 「乾」(けん)は、龍の一生に擬えて大成への道程を説きます。 
  • 「二爻変」は「見龍田に在り」ですから、広い社会に出ていくとき。師を仰ぎつつ、日々精進します。
  • 本日のテーマは、「精進して成就」。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 当地域・四條畷に鎮座する「四條畷神社」には、小楠公・楠正行を主祭神として、その弟・正時や従弟・和田賢秀ほか24柱の祭神が祀られています。
  • 四條畷神社」の御利益は、「心願成就、学業成就、縁結び、子育て、子宝」です。『なにわ七幸めぐり』の一つにも数えられ、今も各地から参拝者が訪れます。(コロナの「緊急事態宣言」が再度発令となる状況で、今年の初詣には大きな制約もありますが…)

 

〇「観る力を養う」

  • 本日のテーマ「精進して成就」について、改めてその意味を辿ってみました。
  • まず「精進」は仏教用語です。元来「雑念を去り、仏道修行に専心すること」「 一定の期間行いを慎み身を清めること」「 肉食を断って菜食をすること」とされています。
  • 転じて、一般的には「一つの物事に精神を集中して一心に打ち込むこと」「懸命に努力すること」という意味で使われます。
  • コロナ禍の続く現状には、「一定の期間行いを慎み身を清めること」という意味での「精進」が必要ですね。
  • また「精進」について、香川県高松市神職・修験者として活動されている真幸架堂(しんこうかどう)氏は、「血のにじむような精進は精進ではなく、…仏教ではこれを捨てよと教えている…。本当の精進、本当の努力とは、あたりまえのことを、あたりまえにし、ゆっくりと着実に努力することだ。…人間らしい、ゆったりとした生き方がこれである。」と説いています。
  • 次に「成就」も本来、仏教用語で「智、徳を完璧に備えた状態」を意味するものですが、通常、「物事を成し遂げること」「願いなどがかなうこと」を指しています。
  • より良い人生の成就をめざして、まず日々の「精進」をあたりまえに継続し、そして機会あるごとに心に強く念じる「心願」を重ねることを心掛けたいものです。