〇「今日の易占から」
- 今日の易占は「雷地豫」の「四爻変」でした。
- 「豫」(よ)は、「予め・怠る・楽しむ」といった傾向があり、諸般の情勢を受け止めて、物事を成し遂げます。
- 「四爻変」ですから、周囲の信頼を得て実力発揮です。
- 本日のテーマは、「変化を楽しむ」とします。
〇「地域を楽しむ」
- ここ50年ほどの間に、最も大きく変貌を遂げた風景の一つに、「水の都・大阪」があります。
- かつて大阪は、明治期まで「水の都」と呼ばれていました。
- ところが、今から50年ほど(千里万博が開催された1970年頃)前に遡ると、大阪市内の人々の活動は、ほとんど河川に背を向けたものになり、かつての「水の都」とは程遠い風景がありました。
- その後、時代は世紀も改まり、2001年に内閣官房都市再生本部によって「水都大阪の再生」が、都市再生プロジェクトに指定されたことを契機に、水辺の生活を活気ある賑やかな場へと再生するための様々な試みが展開されていきます。
- その象徴的なエリアが、世界でも稀な地形でもある都心部をロの字に回る「水の回廊」でした。
- このエリアを中心にして、シンボルとなる空間づくりや船着き場の整備、護岸や橋梁等々のライトアップなど、数々のプロジェクトが進められ、今日では(コロナ禍による断絶はあるものの)海外からも多くの観光客が訪れ楽しめる「水都・大阪」となっています。
〇「観る力を養う」
- 本日のテーマ「変化を楽しむ」は、大阪と水面の深い関りを考えながら、大阪府のホームページ等から、 「水都大阪」の再生の経緯を拾ってみました。
2002年(平成13年)第3次都市再生プロジェクトとして採択される。
2003年(平成14年)「水の都大阪再生協議会」が設立され、翌2004年(平成15年)3月「水の都大阪再生構想」を策定
2009年(平成20年)5月「水都大阪夢ビジョン」を策定
2010年(平成21年)8月「水都大阪2009シンボルイベント」の開催
2011年(平成22年)4月「水都大阪推進委員会」を設立
2012年(平成23年)8月「水都大阪水と光のまちづくり構想」を策定(水と光のまちづくり推進会議)
2014年(平成25年)大阪府・大阪市・経済界が、世界の都市間競争に打ち勝つ「水と光の首都大阪の実現」に向けて、「水と光のまちづくり推進会議」を立ち上げ、その「執行機関」として「水都大阪パートナーズ」、さらに水辺空間の利活用に関する大阪府市行政サイドの組織「水と光のまちづくり支援本部(水都大阪オーソリティ)」を設置
2017年(平成28年)11月「大阪都市魅力創造戦略2020」を策定
2018年(平成29年)「水都大阪パートナーズ」の4年間の取り組みを終え、さらなる成長をめざす公民共通のプラットフォーム「水都大阪コンソーシアム」を設立
- こうした約20年の歳月をかけた取組みを経て、道頓堀の親水空間等々の誇れる「水の都・大阪」の新たな風景があるわけですね。