易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「深く生きる」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「沢天夬」の「五爻変」でした。
  • 「夬」(かい)は、いよいよ打開に向けて決断するとき。 
  • 「五爻変」ですから、これまでの優柔不断を払拭して断行します。
  • 本日のテーマは、「深く生きる」とします。

 

〇「地域を楽しむ」「観る力を養う」

  • 戦前戦後を通して、将来の教師を育成する立場から、数々の人生観・世界観を深くかつ分かりやすく説き続けた人物に、哲学者・教育者の森信三氏の存在があります。
  • その森氏が、大阪天王寺師範学校(現在の大阪教育大学)で行った講義を収録した『修身教授録』の「第10講 三十年」に、20歳そこそこの若さで身を捧げた小楠公・楠正行のことも取り上げています。(『森信三 修身教授録』致知出版社刊)

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  • 同氏は、30年を坐禅に打ち込んで「曹洞宗」を開基した道元禅師の例も引きながら、「人生の正味は30年」と語り、そして「人生の真の意義は、その長さにはなくて、実にその深さにあると言ってよい」…「もし真実に徹して生きることが、真にその深さを得たならば、たとえ20代の若さで亡くなったとしても、必ずしもこれを短しとはしないでしょう。」と講じるのです。
  • 孔子の「朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり」のような域には、とても及びもしませんが、人生の一日一日を「少しでも(意味)深く」過ごせるよう、心掛けたいものです。