易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「オタマトーン」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「風天小畜」の「初爻変」でした。
  • 「小畜」」(しょうちく)は、まだ内実が乏しい状態。さらに実力を磨く努力を重ねます。 
  • 「初爻変」ですから、自分の力量を自覚して精進します。
  • 本日のテーマは、「オタマトーン」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 明和電機」という企業が製造する音符の形をした電子楽器に、「オタマトーン」があります。
  • ちょっとユーモラスなおもちゃかと思うような楽器ですが、少し練習すれば曲を弾くことができます。

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    オタマトーン
  • 使い込むほどに自分のオタマトーンの音の位置がわかってくるので、楽譜が無くても メロディーを奏でることができる優れもので、2010年「おもちゃ大賞」の「ハイ・ターゲットトイ部門」にて「大賞」を受賞しています。

 

〇「観る力を養う」

  • ネットで調べると「明和電機」という会社が複数ヒットしますが、「オタマトーン」を創ったのは東京に本社を置く「株式会社 明和電機」は、映像などの作品制作のほか、音楽活動、舞台パフォーマンス、タレント活動も行っているユニークな中小企業でした。そのプロフィールなどから、経過を辿ってみます。
  • 会社代表の土佐信道氏の父親(土佐阪一氏)は、神戸にある新明和工業に入社し、第二次大戦中は「紫電改」などの戦闘機を製作していたこの会社で、飛行艇の尾翼の設計に携わった人物です。
  • 兵庫県赤穂市に有限会社明和電機を設立し、東芝松下電器の下請工場として真空管の制作から始め、最盛期には100人を越す従業員を抱えていましたが、1979年(昭和54年)にオイルショックの影響で倒産します。
  • 1993年(平成5年)、土佐阪一の息子の土佐正道土佐信道兄弟が、アート・ユニットとして再び明和電機設立し、それぞれ代表取締役社長、副社長に就任。社訓「やったもんがち、とったもんがち」を掲げ、魚をモチーフにしたナンセンス・マシーン「魚器(なき)シリーズ」、電動楽器シリーズ「ツクバ」などを次々と開発していきます。
  • 2010年(平成22年)、新たに「ボイスメカニクスシリーズ」をスタート。そのコンセプトをプロダクト化した「オタマトーン」が、国内外で12万個を販売する大ヒットとなり、「2010年おもちゃ大賞」を受賞したわけです。
  • その後も2011年にはフランスで開催された「TRANSFORMWER展」において全製品を展示。2013年には、スペイン人振付家ブランカ・リーによる自社製品の楽器やコスチュームを用いたダンスパフォーマンス「ROBOT !」をフランスで開催しています。
  • そして、2013年に赤坂ブリッツで 20周年記念ライブ、金沢21世紀美術館で展覧会を開催し、同年には文化庁文化交流使の指名を受けるなど、活動の場を広げています。
  • 私自身が、この春に取り寄せた「オタマトーン」で曲らしい曲を弾くには、まだ少し月日が必要な感じです。