易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「観る力」

〇「今日の易占から」
・ 今日の易占は「風地観」の「五爻変」でした。
・ 「観」(かん)は、周囲の環境、時の情勢、他国の実情をよく観察して、自らのあり方を見据えるときです。 
・ 「五爻変」は、一国のリーダーなら民の反応・民意を汲み取って、自らの進退を判断します。
・ 昨日、安倍総理の辞任表明がありましたが、組織の大小によらず首長のような立場にあれば、常に「観る力」が求められるところですね。
・ 本日のテーマは、ブログのサブテーマにも掲げている「観る力」とします。

 

〇「地域を楽しむ」
・ 「観る力」を発揮するには、「何を観るか」という視野・観点を設定し、「どのように観るか」という方法論を磨く必要があります。
・ まず方法論に関しては、地元地域ゆかりの安岡正篤氏による「ものの見方」の三原則があります。
① 目先だけでなく長期的に
② 一面だけでなく多面的に
③ 枝葉末節でなく根本的に
・ 極めてシンプルな方法論ですね。

 

〇「観る力を養う」
・ また、「何を観るか」という視野や観点の設定に関しては、究極的には以下に掲げる3つの「観る力」を養う必要があると考えます。
① 周囲の環境、時の情勢を観る力
② 自他の関わり、人間の存在価値を観る力
③ これまでの足跡、関わってきた事柄の因果関係を観る力
・ ①の観る力は「世界観」に、②は「人間観」、そして③は「歴史観」に通じます。