易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「負けるが勝ち」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「天水訟」の「三爻変」でした。
  • 「訟」(しょう)は、争いごとに直面したときの卦です。
  • 易経は、争訟に及んで物事を解決することを良しとしていません。 
  • 「三爻変」ですから、万事は控えめにして、自らの至らない点や役割・領域を自覚することが必要ですね。
  • 本日のテーマは、「負けるが勝ち」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 大阪の「河内」は、楠木正成・正行父子の楠公精神が伝えられる地域です。
  • 楠木一族は、その活動」拠点を今の南河内郡千早赤阪村に置いていたことを『太平記』が伝えています。
  • そして、『太平記』が伝える正成の戦い方は、籠城戦や奇襲作戦、また時には自ら城を捨てて逃げる「負けるが勝ち」を含めた、多様な戦略手法を駆使しました。
  • 正成が身につけた軍学兵法は、同じ南河内:今の河内長野市・加賀田に住む大江時親と伝えられ、同市には「大江時親邸跡」が保存されています。

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    大江時親邸跡

〇「観る力を養う」

  • 今日のテーマ「負けるが勝ち」は、『江戸いろはかるた』の「ま」で知られることわざです。
  • 物事は、時には相手に勝ちを譲って自分は負ける方が、世間の信頼や支持を得て、その結果として違う形の勝利を手にすることがあります。
  • 「おまけ」という言葉は、関西人の感覚からすると、まず買い物をする際「値切る」のが普通の文化なので、「おまけ=値引き」をイメージすることが多いのですが、古くはグリコのキャラメルに付いていた小さなオモチャなどのように、別の商品やサービスをつけて販売を促進する方法も含まれます。
  • 中には、「ふるさと納税のお礼品」という自治体版の「おまけ」もあります。制度の趣旨にそぐわない「豪華なお礼品」は規制されているものの、この制度を使う納税者の意図が、本来の純粋なふるさと振興を願う精神から大きく外れてしまっていることは事実でしょう。