易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「満月が過ぎれば」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「乾為天」の「上爻変」でした。
  • 「乾」(けん)は、充実して隆盛を極めるときです。 
  • 「上爻変」ですから、一歩譲って周囲を立てることで円滑に進みます。
  • 本日のテーマは、「満月が過ぎれば」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 地域講座:「なわて学」では、「三好長慶と飯盛城」に関するテーマが、2018年(平成30年)2月開催の講座以来、全部で5回を数えました。
  • かつて畿内一円、河内・大和・山城・摂津・丹波・播磨・阿波・伊予・讃岐・淡路等を支配した戦国武将・三好長慶は、1560年(永禄3年)この飯盛城に拠点を移して約4年、43歳の若さで病死しました。その後、三好家の内紛などで1569年(永禄12年)には、拠点が若江城東大阪市)に移されて、飯盛城は城郭としての機能を失います。
  • ここ数年にわたり「飯盛城跡」の発掘調査などが、石垣や城郭などの専門家・有識者を交えて進められ、その価値がさらに高まりつつあり、国の史跡認定が待ち望まれるところです。

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    三好長慶が葬られた「御体塚」(小冊子「なわて学第7号」から)

〇「観る力を養う」

  • 易経』の「乾」という卦は、「龍の一生」に擬えてリーダーたるべき人材の人間的成長と栄枯盛衰の原理を説いています。
  • その「上爻」には、「盈不可久也」:読み下し文で「盈(み)つれば久しかるべからざるなり。」、つまり「満つれば欠けていくのは、世のならいである。」ことを示唆しています。
  • 易経』の世界観は、仏教の「無常観」にも通じていますね。