易経で自分らしさを磨く

今日の易占から/地域を楽しむ/観る力を養う

「君子豹変」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「沢火革」の「上爻変」でした。
  • 「革」(かく)は、刷新するときです。「決断と実行」は、タイミングと行動スタイルが大切。 
  • 「上爻変」ですから、リーダーの行動に呼応して、チームが結束を固めて進みます。
  • 本日のテーマは「君子豹変」です。

 

〇「地域を楽しむ」

  • わが国の歴史上、出世頭の筆頭に挙げられる人物は「太閤秀吉」(木下藤吉郎)です。
  • 現在の名古屋市の一農民の長男に生まれ、「足軽から一国を統治する天下人になった」という事実は、後世の人々に限りない夢と希望を抱かせてくれます。
  • とりわけ、本能寺の変で主君・織田信長が討たれた直後から、秀吉がとった行動スタイルとそのスピードは、まさに「君子豹変」というべきものと考えます。
  • 秀吉は、このような戦国時代の節目節目で、「君子豹変」してきたからこそ、天下人にまで昇り詰めることができたのでしょう。
  • さて昨年2020年(令和2年)の5月、大阪市旭区に所在する「大宮神社」で、新たに木造の「豊臣秀吉坐像」が発見されたという報道がありました。
  • この「大宮神社」は、鎌倉時代の創建で、江戸時代には大坂城の鬼門守護の神社として信仰されていたと伝えられます。
  • この秀吉像は、高さ9cmの等身大の坐像で、境内の摂社の一つ「高良社(こうらしゃ)」の社殿の中に祀られていたということです。(非公開)

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    大宮神社の秀吉座像

 

〇「観る力を養う」

  • 本日のテーマ「君子豹変」について、その本来の意味からひもといてみました。
  • まず「君子」とは、教養や徳の高い人格者のことです。
  • そして「豹変」は、「豹の体の毛のまだら模様が鮮やかに変化するさま」です。
  • したがって「君子豹変」は、「人格者が(立場や状況の変化を観て)過ちを改めて善に移るさまが、素早くはっきりしている。」ことを指します。
  • 現在では、むしろ「無節操」な行動の表現として、悪い意味で用いられることが多いようですが、元来は、いい意味で用いられる表現ですね。
  • そもそも「君子豹変」や「大人虎変」という四字熟語の原典は、『易経』の「革」卦にあり、本卦の「上爻変」の解釈は、「指導層の人々も、面目を一新して立派になり、庶民も態度を革めて素直に従う」となります。(『易経』丸山松幸訳)